シニアとスマホ

ドラえもんは「どこでもドアー」や「タケコプター」などの道具を使って、のび太君に瞬間移動や空中飛行などの色々な願い事をかなえています。そして、現在のわたし達はスマートフォン(以下スマホ)という携帯機器を活用してドラえもんの道具たちが行ったように色々な願い事を実現化させています。

例えば、このスマホに世界中の色々な場所や現地の人々とのつながりを求めるなら、瞬時に世界中の色々な場所の映像を映し、居ながらにしてそこにいる人達との連絡を可能にしてくれます。また、わたし達が空中飛行を求めるなら、スマホはヘリコプターを予約してヘリコプターでの空中飛行を可能にしてくれるのです。

この様に便利なスマホですが、使い方を習得する事が非常に難しいという問題を持っております。その背景として、標準的なスマホ学習塾ではスマホの広範囲にわたる活動と膨大な情報量がゆえに効果的に学習する方法が確立出来ていない状況なのです。特にシニアにとっては学びにくい学習塾が目につく現状となっております。

そこで、本ブログでは現状の学習塾の問題点を修正して、シニアの方々でも解り易く学べる「シニアが1人で学べる」学習塾を開講いたしました。これから本学習塾の説明も行っておりますので、学習内容をご理解の上、振るってご参加ください。

また、本学習塾には『スマえもん』というキャラクターもおりますので、一緒に学んで行きましょう。そして、スマホをドラえもんの道具のごとく活用できるようになったなら、『スマえもん』と一緒にあなたの「夢の世界に!」を現実にするための冒険の旅に出かけましょう。

*本ブログにおけるキャラクターは『スマえもん』です。

  1. はじめに
  2. シニアにとってのスマホ
    1. 1)普及率
    2. 2)問題点
  3. スマホを使ってみよう
    1. 1)スマホは何がいいんだろう?
      1. ①スマホによる公共サービスへの簡単アクセス
      2. ②デジタル化とAI活用の窓口はスマホ
      3. ③孤立を防ぎ、世代間の壁をなくすツール
    2. 2)どうしたらスマホを使いこなせる(スマホ活用のスキル習得)
      1. ①スマホの特有な用語と操作を覚えよう
      2. ②疑問点や問題点をスマホで解決する方法を学ぼう
      3. ③スマホを介した社会システムに慣れ親しもう
      4. ④詐欺にたいする防止策やスマホの安全な使い方を学ぼう
  4. 「シニアが1人で学べる」スマホ学習塾を開講します
    1. 1)基本方針
      1. ① 「シニアが1人で学べる」学習対応
      2. ② 学びやすいステップアップ方式の学習内容
      3. ③ スマホの習得レベルに合わせたカリキュラム構成
      4. ④ スマホを安全に使うための充実した学習内容:
    2. 2)スマホの学習における注意点
      1. ①家族や友人のサポートによる学習時の注意点
      2. ②既存の学習塾や解説書による学習時の注意点
      3. ③ 学習塾を活用しない「独学」での注意点
      4. まとめ
  5. スマホの取扱いに関するシニアの主な質問事項について
      1. 若い方はスマホの用語や取り扱いを簡単に覚えられる
      2. 手が乾いて画面タッチ操作がしにくい
      3. 通話の切断の対応について
      4. 格安SIMの解約について
      5. ログインの仕方が解らない、パスワードを忘れてしまう
      6. アプリ内課金が発生する
      7. スマホの盗難・紛失のリスクについて

はじめに

現状のIT(Information Technology)社会では、銀行の振込はスマホの銀行アプリから行い、電車やバスの乗車もキャッシュレスが当たり前となっています。さらに、今後はマイナンバーカードが自動車運転免許証や健康保険証と一体化され、社会全体のデジタル化が一層進んでいく見込みです。

しかし、このようなIT社会の便利さを享受する為には、窓口となる「スマホ」を使いこなす事が求められています。そこで、一人でも多くのシニアの方がスマホを使いこなせるように、「シニアが1人で学べる」スマホ学習塾を立ち上げました。

「シニアが1人で学べる」学習塾で学んでスマホを上手に操作できるようになったシニアの方は、現代を快適に過ごせるだけでなく来るべきAI(Artificial Intelligence・人工知能)時代においても、快適な生活が待ち受けていることでしょう。

そして、この「シニアが1人で学べる」スマホ学習塾が更にお役に立てるように、皆さんの身近にいる「スマホの使い方で困っている方」に本ブログのご紹介を頂きたく、お願い申し上げます。

シニアにとってのスマホ

1)普及率

2023年5月に総務省が発表した「通信利用動向調査」によると、2008年にiPhone3Gがソフトバンクモバイルより発売されてから、スマホの普及は急速に進みました。2020年度時点では、6歳以上の日本国民におけるスマホ普及率は71.2%、60歳以上でも72.4%に達しています。

更に、スマホを活用していないシニアについて「スマホを利用しない理由」を調査すると、2021年の総務省「デジタルで支える暮らしと経済」によるデータから、以下のような回答が寄せられています。

① 自分の生活には必要ないと感じている(52.3%)
② 使い方が分からない(42.4%)
③ 必要があれば家族に任せている(39.7%)
④ 情報漏洩や詐欺被害のトラブルが心配(23.2%)
⑤ 購入や利用にかかる料金が高いと感じている(16.6%)

2)問題点

  • スマホの必要性を感じていない
    特に社会から孤立した独り暮らしの方や地方在住の方は、スマホを活用した便利な社会の変化に触れることが無いため、スマホそのものの必要性を感じることが出来ない状態にあります。
  • スマホの操作が分からない
    スマホを持っていても、スマホ本来の使い方が習得できていないため、従来のガラケー(フィーチャーフォン)並みの簡単な機能(通話やメールのみ)しか利用できていない方が多い。

スマホを使ってみよう


シニアがスマホを「使う」ためには、「スマホの総合的な利便性」を理解した上で「使いこなすための技術=スキルの取得」が必要となります。これより、「スマホの必要性」と「スキルの習得」について説明をさせて頂きます。

1)スマホは何がいいんだろう?

スマートフォン(スマホ)とは、従来の携帯電話(いわゆる「ガラケー」)に比べて高性能な通信機能を備えた携帯機器です。いつでも、どこにいても、さまざまな情報や映像を手に入れることができるのが特徴です。

さらに、パソコンのような機能も搭載されているため、趣味やビジネス、そして公共サービスなど、あらゆる分野で利便性を提供してくれます。現代社会において、スマホはまさに「なくてはならないツール」となっています。

①スマホによる公共サービスへの簡単アクセス

現在、行政手続きや医療サービスなどの公共サービスは、スマートフォンを通じて簡単にアクセスできるようになっています。スマホを利用しないことは、日々の生活の質を下げるだけでなく、手続きの遅れや情報の取りこぼしなど、生活に支障をきたすリスクにもつながります。

②デジタル化とAI活用の窓口はスマホ

デジタル化が進む日常生活では、キャッシュレス決済、オンラインショッピング、公共サービスへのアクセスなど、スマホ一台でさまざまなことが簡単に行えるようになり、生活の利便性が大きく向上しています。
さらに、AI(人工知能)の進化により、スマホから簡単にAIを活用できる時代が到来しました。文章の校正や情報収集、問題解決まで、シニアの方々でも手軽に使えるツールとして活用の幅が広がっています。

③孤立を防ぎ、世代間の壁をなくすツール

スマホは、家族や友人との連絡を取りやすくするだけでなく、SNSやビデオ通話を通じて人と人とのつながりを深め、孤立を防ぐための重要なツールです。また、デジタル技術に親しむことで、若い世代との共通の話題も生まれ、世代間の壁を自然と取り除くことができます。

2)どうしたらスマホを使いこなせる(スマホ活用のスキル習得)

スマホを使いこなすには下記に説明している4項目を身に着けてください。もし、あなたの近くに教えてくれる方が居るなら指導を受けて下さい。しかし、指導を受けられない方は、本ブログの「シニアが1人で学べる」スマホ学習塾を活用して使い方を身に着けてください。

①スマホの特有な用語と操作を覚えよう

特殊な用語や基本的な操作、何度でも繰り返しの反復練習で習得してください

②疑問点や問題点をスマホで解決する方法を学ぼう

疑問や問題点の解決に適したアプリの選定と操作方法を習得

③スマホを介した社会システムに慣れ親しもう

公共のスマホシステム利用の解説に従ったスマホ操作と実用利用の実施

④詐欺にたいする防止策やスマホの安全な使い方を学ぼう

スマホを利用するにあたっては安全な使い方が第一です。その為には、詐欺などの犯罪に対するセキュリティ対策、紛失・操作ミスなどのトラブル防止策及びルールの厳守・順法などを身に着ける必要があります。

「シニアが1人で学べる」スマホ学習塾を開講します

本ブログでは、スマートフォンに不慣れなシニアの方々に向けて、「1人でも安心して学べる」スマホ学習塾を開講いたします。近くに教えてくれる人がいなくても、自分のペースでスマホを学べる環境を提供することを目的としています。


1)基本方針

① 「シニアが1人で学べる」学習対応

ⅰ.対象となる方:

  • スマホ操作が全くできない初心者の方
  • スマホ操作に不安があり、使いこなせていない方(いわゆる“スマホ難民”)
  • 一人暮らしや過疎地にお住まいで、近くに教えてくれる人がいない方

ⅱ.学習方法の工夫:

  • 独学でも理解しやすい、やさしい解説内容
  • 繰り返し学びやすい構成で、反復学習に対応
  • YouTube動画(例:コアコンシェル様の「0から始めるスマホ入門コース」)を活用した視覚的学習
  • 疑問点をその場で解決できる、AI(Google検索やChatGPTなど)の活用方法も紹介

② 学びやすいステップアップ方式の学習内容

  • スマホに関する全体構成の把握
     例:通信環境、スマホの本体や仕様の選び方、導入にかかる費用の目安
  • 初めに習得すべき基礎用語や基本操作を明確化し、重点的に学習
  • 学習レベルに応じて段階的に進められるカリキュラムを提供

③ スマホの習得レベルに合わせたカリキュラム構成

  • 基礎編:スマホの基本的な仕組みや操作
  • 実践編:日常生活での活用方法(カメラ、LINE、インターネットなど)
  • 応用編:AI活用、オンライン手続き、アプリ活用など

④ スマホを安全に使うための充実した学習内容:

  • 詐欺やトラブルに巻き込まれないための対策
  • 個人情報やセキュリティ管理に関する基本知識
  • スマホ紛失・故障時の対応方法

この学習塾では、「わからないことをそのままにしない」「ひとりでも学べる安心感」を大切にしています。ぜひ、ご自身のペースでスマホスキルを高め、より豊かで安全なデジタルライフを楽しんでください。

2)スマホの学習における注意点

①家族や友人のサポートによる学習時の注意点

家族や友人からスマホの使い方を教えてもらうのは身近で安心できる方法ですが、以下のような制約もあります。

  • 相手の都合に左右されやすい
    あなたが学びたいと思っても、家族や友人が忙しい時には指導を受けられないことがあります。
  • 継続した学習が難しい場合もある
    教えてもらえる時間や頻度にバラつきがあり、継続的な学習が中断される可能性があります。

したがって、相手の都合を十分に理解しながら、無理のない範囲でサポートを受けるよう心がけましょう。家族や友人のサポートにおいては、あなたが指導を受けたい状況でも彼らの都合によって指導を受けられないという制約が度々発生します。継続的に学ぶには彼らの都合を良く理解して対応ください。

②既存の学習塾や解説書による学習時の注意点

スマホに関する学習を短時間で一気に行うスタイルは、シニアの方にとって以下のような負担になりやすい点があります。

  • 情報量が多すぎて混乱しやすい
    一度に多くの知識を詰め込もうとすると、かえって理解が追いつかなくなることがあります。
  • 解説の内容が専門的で難解な場合がある
    特に冊子やマニュアルでは専門用語が多く、理解しにくいことがあります。

そのため、必要な学習内容を絞り込んだシンプルな学習方法から始めることをおすすめします。


③ 学習塾を活用しない「独学」での注意点

独学には自由度がある一方で、以下のようなリスクや課題があります。

  • 知識の偏りが起こりやすい
    全体の仕組みや基本から応用までの流れを把握せず、断片的な理解で終わってしまう可能性があります。
  • 専門用語や機能の理解が不十分になる
    スマホ特有の言葉や設定が分からず、誤操作やセキュリティ上の問題が発生することも。
  • 安全性の確保が難しい
    詐欺対策や個人情報の管理など、必要な安全知識が不足したままスマホを使うことで、トラブルに巻き込まれる危険性もあります。

そのため、独学であっても「正しい順序で学べる教材」や「信頼できる情報源」を活用し、必要に応じてサポートを受ける環境を整えることが大切です。


まとめ

スマホの学習にはそれぞれの方法にメリット・デメリットがあります。学習を始める前に、自分に合った学び方を見つけ、無理なく着実に習得を目指しましょう。

スマホの取扱いに関するシニアの主な質問事項について

ここでの内容は大枠の説明となっております。
詳細の内容把握や具体的な対策については、本学習塾の各項目を参照して対応を進めてください。

若い方はスマホの用語や取り扱いを簡単に覚えられる

若い方も簡単にスマホの用語を覚えたり、スマホの操作ができる訳ではありません。若い方は、スマホを生活の必需品として肌身離さずに持ち歩いて活用し、また、友達同志で教えあいながらスキルアップを図っています。

手が乾いて画面タッチ操作がしにくい


てぶくろモードで解決。「設定」アプリを起動して「画面設定」「詳細設定」「てぶくろモード」をONにして操作。

通話の切断の対応について

通話終了後に画面が暗くなり切断されたと思ったが、切断されておらずに高額請求が来た

設定ではなかなか対応できません。通話終了後に切断の確認を実施してください。
「①自分でOFFした②相手にOFFしてもらった」の確認を都度行ってください。

格安SIMの解約について

格安SIMのスマホを使ったが容量が1年でいっぱいになり解約を申し出るとオンラインでの解約手続きとなり、解約ができない
⇒Googleの検索窓に「格安SIMの名前と解約方法について」を入力して処理方法を呼び出してください。解約手順に従って正確に解約手続きを進めてください。

ログインの仕方が解らない、パスワードを忘れてしまう

開こうとするアプリには必ず「IDやパスワードを忘れた方」のコメントがあります。指示手順に従って正確にIDやパスワードの再発行手続きを進めてください。

ID、パスワード等の重要事項はノートを用意して記録してください。尚、Google chromeにあるパスワードマネージャーを利用するとパスワードの自動作成、保護を図ります。

アプリ内課金が発生する

AppleもGoogleもアプリ内課金はパスワード入力で購入、購入しないを選択できるオプションがありますので設定をして下さい。 そして、課金する場合はアプリの内容を理解したうえでアプリ内課金を決断してください。

また、課金を実行する前に課金解除の方法を確認しておいてください。これは、アプリの活用中に不審に思う事象が発生したらいつでも解除を行い、被害を最小限に留める対応となります。

スマホの盗難・紛失のリスクについて

盗難・紛失に合うと個人情報漏洩、不正利用、さらには色々な犯罪につながる可能性が発生する。これらを防止するためには、契約先キャリア会社へのスマホ利用停止依頼、警察への盗難や紛失の届け出等を早急に対応してください。

日常的には、スマホに記憶されている家族や知人の電話番号、契約先キャリアの電話番号、スマホの主要アプリにおけるIDやパスワードなどをノートに記載して残しておいてください。更に、盗難・紛失時の対策のシュミレーションを行っておいてください。

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